胃がんリスク検診(採血)と胃がん検診(胃カメラ)
当院の患者さまに良く効かれる質問です。
胃がんの原因と言われているのが、現在はかなり有名になったピロリ菌(Helicobacter pylori)です。ピロリ菌が胃粘膜へ感染を起こすことによって慢性胃炎を引き起こし、その結果、胃がんになりやすい胃になると言われています。
胃がんリスク検診(採血)では、胃癌の原因であるピロリ菌感染と胃の粘膜の萎縮を採血で評価する検診で、胃がんのなりやすさの評価ができます。
血清ピロリ菌抗体価(ピロリ菌感染を評価)、血清ペプシノゲン値(胃の老化現象を評価)を測定し、組み合わせによりA群、B群、C群、D群の4群に分類します。
胃がんリスク検診でB群以上と診断された方は、全員胃の精密検査の対象となり、胃カメラを受けることが必要です。
一方、胃がん検診は、実際に胃カメラで胃の内部を観察する検診になります。
直接胃の内部を観察することで、早期の胃がんの発見にもつながります。
目黒区の胃がん検診は2年に1回、目黒区に住所を有する年齢50歳以上の方が受けることができます。症状がある方や、定期的なフォローを勧められた方は年に1回の内視鏡検査をお勧めしています。
是非ご相談ください。